羅以音窯 / 三島楔文碗
福岡県飯塚市に、窯を構えるご夫婦の陶芸家「羅以音窯(らいおんがま)」。
江口夫妻が制作する作品は、彫刻や象嵌を中心とした、細かい装飾が印象的です。
高麗末期-李朝初期(14-15世紀)頃に作られ、日本に渡ってきた、象嵌の装飾「三島」の器。
絵筆によって描かれたものではなく、押印や、彫刻で掘られた部分に、化粧土をかけて埋め戻し、乾かして削って模様を作る、象嵌の工法によるもの。内側は、刷毛を用いて華やかに縁取っています。
その後、別の釉薬がかけられ、白とグレーっぽいカラーとのコントラストが楽しめる、非常に手間がかかる仕事で制作された器です。
江口誠基氏の、豊かな経験や熟練の技による、独創性あふれる美しい作品。
使いやすさと美しさ双方を兼ね備えた作品です。
【サイズ】約 W12-12.3cm × H7cm
【材質】土、釉薬など
【生産国】日本 / 羅以音窯
※手づくりの陶芸品のため、1つ1つ若干の個性(形や色などの違い)が生まれます。乾燥や焼成などの工程で、水分の飛び方等による縮み方、完成サイズ等が1つずつ異なったり、彫刻や絵付けなどの装飾をされる際も、手作業のため、全く同じものは出来ません。土や釉薬に含まれる鉄などの不純物が反応した黒点なども表情に出ます。また「三島」は、工法の過程で、押印部にわずかな気泡が入ることがあるため、表面の釉薬に気泡がはじけた跡が出ることがありますが、ご利用には影響ありません。ひとつひとつ手仕事で制作される品の個性でもありますので、お楽しみいただけると幸いです。状態などの詳細に関するご要望やご指定は、ご希望に添うご案内が難しい場合がございます。ご了承の上、ご注文いただきますよう、お願い申し上げます。
- 販売価格(税別)
( 税込¥4,400 )
- ¥4,000
- 在庫状態
- 在庫有り